美肌になる食べ物をお探しのあなた。そんなあなたにおススメしたいのが「腸をキレイにする」食べ物です!!
腸がキレイになるとどんないいことがあると思いますか??
実は腸がキレイになると、便秘が解消したり、病気にかかりにくくなったりするのです。便秘だったり風邪などで体調を崩すとお肌がガサガサ、吹き出物がブツブツ…といったことは誰しもが経験済みのはず。
そうです。腸の不調は肌の不調につながります。
つまり腸をキレイにすれば、肌もキレイになるのです。
即効美肌の道は腸内ケアにあり!!
こんにちは。
美の追究に日夜励んでいる2児の母YOU-MIXです。
早速結論ですが。
腸を制するものは美肌を制す。
オーバーな表現でもなんでもありません。
美肌を目指すならば、腸についてもしっかり学ばなければなりません。
早速参りましょう。
腸ワールドへ。
目次
腸って何者?!
腸は食物が胃で溶かされた後、その中の栄養や水分を吸収する器官です。腸は消化吸収を担う小腸と便を作る大腸から成り立っています。
しかし、腸は単なる消化器官だけではなく、全身の様々な「老化」のカギを握っている重要な臓器なのです。この「様々」を語り始めたら長くなりすぎますので、今回はお肌の不調にもつながる「腸内細菌」に絞ってお話したいと思います。
腸には膨大な数の細菌が住んでいます。
人間の腸には、腸内細菌という細菌が常在しています。その数なんと100~1000兆個、重さにして約1~1.5㎏、細菌の種類は500種類以上もあるといわれています。
なぜ腸内にそんなに細菌が住み着いているのかというと、栄養源「糖質」が豊富、「酸素が薄い」環境、快適な「温度」といった、まさに細菌用の衣食住3拍子そろった場所だからです。言ってみれば腸は細菌たちの集合住宅です。
そして腸は、腸内細菌に定住環境を提供している対価として、腸内細菌は人が分泌する消化液や消化酵素では消化できない栄養分を分解したり、体内では合成できないビタミンを合成し、人はそれを腸から吸収しています。
腸が大家で、細菌という住民から家賃をいただいてるみたいなかんじですね。こうして、我々と細菌はお互いにWIN-WINな関係性を築いているのです。
私たちと共生している腸内細菌群は、実に縄張り根性が強くそれぞれの勢力がバランスを保ちながら恒常性維持を保っています。外部から侵入しようとする新参者の細菌には栄養源を与えようとはしません。結果、外部の細菌は私たちの腸内では増殖がなかなか出来ないのです。
安定した安らぎのある自分たちの居住空間が新参者に乱されないように、既に構築されている細菌たちの管理組合ネットワークの厳密な規約と管理により、集合住宅の治安はしっかりと守られているのです。
人が健康を維持するには、これら腸内細菌がバランス良く生存していることが必須条件といえますが、加齢、食生活、ストレス、そして病原菌の感染などによって腸内細菌の構成は変わります。つまり、集合住宅環境は築年数やメンテナンス状態、はたまた突然訪れる天災などにより大きく変化してしまうのです。
善玉菌を増やすのが大切!!
腸内細菌は大きく分けて3種類あります。皆様よく御存じ、善玉菌と悪玉菌。3つめは日和見菌。実は、バランスのとれた腸内のこの3種菌の割合は善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7なんです。
え???善玉ってたったの2割???
驚きですよね。でもそれでいいんです。
「日和見」の意味は「有利な方に付こうと形勢をうかがうこと」です。つまり、状況によって善玉に加勢したり悪玉に加勢したりする気まぐれ菌が日和見菌です。
善玉>悪玉でありさえすれば、日和見菌が善玉よりになるのです。
しかし。
加齢とともに善玉菌の数が減少し、悪玉菌優勢に傾いてしまいます。
また、肉(タンパク質)は悪玉菌しか分解できないため、肉を食べすぎると当然それを分解するために悪玉菌が増殖してしまいます。
野菜不足もまた腸内がアルカリ性によるため悪玉菌優勢の環境を作ってしまいます。
さらに、ストレスによって発生する分泌成分の受け皿が大腸菌という悪玉菌のため、ストレスの続く生活によって悪玉菌優勢になります。
便秘で肌があれるのは腸内細菌の悪玉菌が増えるから。それによって発生した活性酸素が肌に悪影響を与えるのです。逆に言えば、善玉菌優勢だと美肌のために有用な栄養素をつくり、また悪玉菌も抑えてくれます。
だから、いつまでも輝けるレディーであるためには、意識して腸内の善玉菌を増やしてあげなければならないのです!
善玉菌を増やす食べ物
腸はその状態を食べ物でコントロールできる唯一の臓器です。食生活を改善すれば3~7日ほどで善玉菌優勢な状態をつくれると言われています。
食生活の改善に必ず取り入れるべき食材は食物繊維、発酵食品、オリゴ糖です。
食物繊維の豊富な食品としては、野菜をはじめとして、いも、きのこ、海藻、果物、豆、精製度の低い穀類(玄米、全粒粉パンなど)などがあります。これらの食品を少量ずつ多種類、まんべんなく組み合わせて、毎日、毎食、欠かさずに食べるようにするのが、食物繊維を上手にとるコツです。
次に発酵食品。最近は「プロバイオティクス」という用語で健康志向の方の間で根付いてきているようですが、身体に良い働きをして生きたまま腸にとどく微生物そしてそれを含む食品のことを指します。つまり、ヨーグルトや乳酸菌飲料、チーズや納豆、キムチなどです。
3つ目はオリゴ糖。オリゴ糖は砂糖などと同じ「糖」ですが、分子量が大きく消化されにくいため、ダイエット食品などにも多用されています。オリゴ糖が多く含まれている食材はゴボウ、たまねぎ、大豆、バナナ、はちみつなどです。
善玉菌優勢を確立するメカニズム
この3成分を摂取するとなぜ善玉菌が増えるのでしょうか。
食物繊維の大半は多糖類という「糖質」です。そう、食物繊維とオリゴ糖は善玉菌の大好物な「糖質」です。「糖質」を食べて善玉菌が元気になるのです。
ビフィズス菌や乳酸菌が「糖質」を食べる(分解・発酵)と、乳酸、酪酸やプロピオン酸のような短鎖脂肪酸に変換されて腸にエネルギー源として吸収されるのですが、それらの産生により、大腸内の酸性度が高まり、酸に弱い悪玉菌の増殖を抑え、善玉菌優勢の腸内環境を作り出すのです。
発酵食品から摂取した菌は胃酸で殺菌されてしまうことがほとんどですが、その「死菌」も善玉菌の好物です。「死菌」を食べることで善玉菌が元気になり、腸内は酸性となり、善玉菌優勢となるのです。
食物繊維の摂り方の注意点
食物繊維をどれだけ摂れば腸内ケアにつながるのでしょうか。
日本人の食事摂取基準(2015年版)では食物繊維の目標量は18歳以上の女性では18g/日以上とされています。
ブロッコリーであれば大きめ1.5株分、人参であれば中サイズ4本分、茄子だったら中サイズ10本分、ピーマンだったら20個分!!
ひぃぃぃ!!ってなる量です。
実際、現代日本人は食の欧米化などの影響で食物繊維摂取量が年々減少傾向にあるといわれています。毎日「食物繊維18gを~!」と躍起になって献立を考えても、ストレスになるだけで、逆に悪玉菌が増えてしまいます。これでは元も子もないです。
だから、グラム数は二の次で、できるだけ野菜中心の食生活を意識することからはじめてみてください。
具だくさんのスープか味噌汁を夕食メニュー定番の1品と決めて、食物繊維が豊富に含まれた野菜や低カロリーなキノコ類や海藻類を活用した副菜メニューをプラスするよう心がけるだけでも、確実にあなたの善玉菌は元気になりますから!
ヨーグルトで腸内ケアに取り組む場合の注意点
ヨーグルトは比較的安価であり毎日100g摂取するだけで腸内ケアができるという優れ者!!
実際、ヨーグルトには様々な善玉菌が使われており、各社様々な乳酸菌研究に取り組み、独自の効果を打ち出して、それを売り文句にシェア獲得を狙っています。
たしかにインフルエンザ感染予防に効果を発揮するM治さんの爆発的ヒット商品もありますし、消費者としてはどのメーカーの何ていう商品を買えばいいのか迷ってしまいます。また、スーパーでは日毎にヨーグルトの特価販売があり、ブランドにこだわらない方は特価商品を買う傾向にあるのではないでしょうか。
しかし、ヨーグルトに含まれる善玉菌により腸内ケアを考えるならば買う商品は一つに絞った方がいいです。腸内細菌の種類や数など人それぞれだから、効果も人それぞれです。
1~2週間食べてみて便通改善があれば、それはあなたの腸に合った乳酸菌です。
大手ヨーグルトメーカーDノンさんの看板商品のCMでも「まずは14日間お試しください!」で締めくくっているのは、そういう理由です。合うか合わないかは、あなたの腸次第!ってことです。
~チョーチョーチョーいい感じ!
チョーチョーチョーチョーいい感じ!~
さいごに
腸内環境を整えることを意識して食生活を改善するにあたり、食物繊維、発酵食品、オリゴ糖を積極的に摂取することを心がけてください。バランスのとれた毎日の献立作りはなかなか難しいですが、それを乗り越え、腸内環境整備が完成したあかつきには「美肌」という恩恵を受けることができるのです。
とりあえず、毎日ヨーグルトを食べてみることからでも大丈夫。そこにはちみつをONするだけで、ほら!オリゴ糖プラス!
とりあえず、納豆ごはんとわかめ味噌汁を毎朝の朝ごはんにしてみることからでも大丈夫。そこにきざみネギをONするだけで、ほら!食物繊維プラス!
腸をいたわる優しさと、美肌を目指す強さがあれば、大丈夫!!そこに毎日の食事作りを楽しむ気持ちをONするだけで、ほら!魅力プラス!
腸を制する者は美肌を制す!